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2023-05-29

5/28「月経衛生デー」

5月28日は「月経衛生デー」であり

「生理をジェンダーレスで考える日」でしたね。

『月経衛生デー』は、衛生や人権問題に取り組むドイツのNPO団体「WASH United」が定めた国際的な活動で、ユニセフなどさまざまな団体がこの日に催しを行い啓発活動がなされています。

【生理はすべての人に関係があること】

生理がない人にとっては、少し実感しにくいかもしれませんが女性も、男性も、またその他の方も、ジェンダーレスでいま生きているすべての人たちにとって、
「生理」は自分に関係のあることです。
なぜなら、産んでくれたお母さんの生理と排卵がなければ、今ここに存在していないのだから。

【「関心をもってはいけない」思い込み】

最近男性の方々と生理の話をする機会が増えました。すると、ほとんどの方が
「よくわかっていなかった」「関心をもったらいけない、と思っていた」
ということをおっしゃいます。

これは、おそらくお母さまや姉妹などご家族からの接し方の影響がとても大きいと思います。

でも、それは育て方が悪かったわけでは決してなく、むしろ相手への配慮として触れてこなかっただけなので、本当は思いやりの行動なんですよね。

何しろ、これまでわたしたち女性たち自身も、自分の生理に関心を寄せていない無頓着だったし「できれば来なければいいのに」と思って過ごして来たわけですから…それは生理のない人にとっては無関心になるのも自然な流れだったのではないでしょうか。

【ていねいに「打ち明ける」「聴く」】

でも、時代は変わりつつあります…!

「月経衛生デー」「生理をジェンダーレスで考える日」などをきっかけに、生理について身近な大切な人と話す機会が増えてくることは、とても先進的なことだと思いませんか?

(ちょっとシャイな日本は先進国の中では遅れておりますが、ようやくちょっと進化!)

生理のことを含め「性」のことは、本人にとって、とてもデリケートなこと。場合によっては、心か傷ついてしまう・無意識に傷つけてしまうこともあります。

何でもかんでも、誰にでも、オープンにするべき話題だとはわたしは思いません。

ただ、周りの大切な身近な人にだけでいい。生理のことを“ていねい”に打ち明けてみませんか?

「長年一緒に居るんだから、言わなくても、そのくらいわかってよね!」これはよくあるすれ違いを生むパターン。
人間だもの。せっかく言葉をつかえる脳があるのだから…!
ほんのちょっとの勇気と手間をかけて「ていねい」に生理中の調子を打ち明ける。「ていねい」に生理中にしてほしい接し方を打ち明けてみませんか?
中には、生理のことには一切触れてほしくない人もいますよね。それなら、そうと、その本音を…雑にではなく、“ていねい”に伝えてみましょう。

【ゆらぐ身体と心を「実況中継」】

生理のこと・性のことは、健康にも関わることですが正しさや・一般的ふつう、などがないことです。人それぞれの身体だし人それぞれの気持ちや、考え方があります。
そして、さらに!同じ人物であっても体調や心のゆらぎによって、毎回、毎日、毎瞬、微妙に変わっていく。

わたしたち人間は、変わることが常なんですもの。例えば、「昨日は大丈夫だったんだけど、ちょっと今日はしんどくてね…〇〇してくれてたら嬉しいんだけどな…」
といった感じで「どうせ言ってもわからない」とあきらめてしまわずに、そして面倒くさがらずに
わからない人に対してはより“ていねいな”実況中継が必要なんです。
そして、逆に周りの方も生理中の女性の気持ちを想像して「聴く」思いやり。

【女には〇〇しておきさえすればいい。】

なんてカンタンな成功法則は、残念ながら存在しません!(笑)わからないなりにも、
「理解しようとしている」「サポートしたいと思っている」
その気持ちを、ちゃんと“ていねい”に、言葉にして表現し…どうしてほしいのか、さりげなくヒアリングしてくれる。そのやさしい気持ちは大抵の場合、嬉しく受け取られることなのではないでしょうか。

国内外の「生理の貧困」支援をできる方も人として、とてもとても素晴らしいことですが、ごく目の前の、ごく身近な方々へ思いやりやサポートができる方も、女性たちから信頼され、安心感をもって過ごせる空間をクリエイトできる素敵な方だと思います。

「月経衛生デー」
「生理をジェンダーレスで考える日」

全世界中の人の命の源であるすべての子宮に対して
「ありがとう」
を伝える日にしては、いかがでしょうか?

そして、女性のみなさま、まずは生理の日を「お姫さまの日」と呼んでみてください。その日がちょっと楽しみになりますよ♪


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