布ナプキンがなぜ経血コントロールできやすいのか?
布ナプキンを使うことで汚す経血量が減るメカニズム
こんにちは。フェムケア専門家の内田登代紀です。
布ナプキンを使うと「ナプキンを汚す経血量が減りました!」
という報告が多く寄せられています。
これは、①布ナプキンが通気性の良く肌触りのよい天然素材で作られていて、保温性もあるために体を冷やさないこと、
②皮膚感覚が敏感に戻ったことにより、トイレで経血を排泄できるようになったこと
などが要因となっていると考えられます。
デリケートゾーンの皮膚感覚が蘇る
使い捨てナプキンには吸収剤や化学物質が含まれている場合がほとんど。
これがデリケートゾーンに刺激を与え、血流が多くなる原因になる可能性があるという考え方もあります。
布ナプキンは肌面に当てる布地に、天然素材で身体に優しいものを使用しているため心地よさを感じられます。
また、使い捨てナプキンの肌面に使用されている生地はコットン製であっても「不織布」が使われています。
不織布とは、糸や繊維を編んだり織ったりせずに、化学的な作用や機械的な工程によって結合させて作られた布状の素材で、安く大量に生産されるため使い捨てナプキンに使用されています。
素材そのものがコットンであっても、
その生地が不織布であるためにお肌に合わず、不快感を感じられる方もいらっしゃるのでは。
でも、一般的には継続的にその不織布のナプキンを使用していくので
次第にその刺激に慣れてしまい、皮膚感覚の”鈍化”がおこることが考えられます。
デリケートゾーンの皮膚が鈍くなっている!ということです。
とても由々しきことだとわたしは思います!!
布ナプキンを使用することによって、デリケートゾーンの皮膚感覚が正常に戻って、汚れた際の感覚がわかるようになり、
それによってトイレでの経血排泄もしやすくなる…というメカニズムです。
デリケートゾーンの冷えがとれることにより、骨盤底筋群(膣まわりの筋肉)が活性化し締りがよくなってくることも相まって、経血でナプキンを汚さなくて済むようになる方が、布ナプキンユーザーには多いと考えられます。
フェムケア、腟トレ…
何からしたらいい?と迷う方は、まずは布ナプキンを使ってみるところからスタートされてみてはいかがでしょうか?
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