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2024-01-03

「おめでとう」の本当の意味

こんにちは。フェムケア専門家の内田登代紀です。

2024年は…まるで龍が暴れるかのような、凄まじい始まり方になってしまいました。

元旦に発生した能登半島地震被災地のみなさまの安全と復旧を心からお祈りしております。

本来ならば、このお正月は「おめでとうございます」と、いろんなところで出会う人に新年のご挨拶を交わすところですが、

このような事態のなか、「お祝いの言葉も控えなければ、被災された方に申し訳ない…」という自粛の心もわいてきませんか?

そこであらためて、この新年に習慣的にみんなが口にする

「おめでとうございます」

という、この言葉の本当の意味について考えてみたいと思います。

「おめでとう」は漢字でたまに「目出度い」などと書かれることもありますが、それは当て字だそうで

本来の語源は、めでたいの「めで」が「愛づ」の連用形

「たい」は程度の甚だしさ…つまり「とても!」という意味の形容詞です。ですから

「愛で甚し」(めでいたし)

「愛づ」という言葉には、

愛する・素晴らしいと称賛する・感動する・心惹かれる…

言葉を使うシーン・対象によって意味が異なりますが、新年のごあいさつで、相手に対して「おめでとうございます」という場合は

新しい年が明けたことで、あなたの素晴らしい未来をとても称えています。

という意味になりますし、そんな想いやりの心の奥には「愛しています」という言霊がベースあるわけです。

ですから、このお祝いの言葉には、単にお祝いムードに浮かれたものではなく、本来ならば相手に対する深い敬意と思いや、愛が隠されているんですね。

例えば子どもたちや、大切な人たちのお誕生日でお祝いするときも

「お誕生日おめでとう」その言葉の奥には

「あなたの成長が本当に素晴らしく愛おしいよ」という想いも込められている。

そんな美しい日本語を使わせてもらえて、本当に有難いなと思います。

ということで、改めて(うふふわ。コラムでは2度目になりますが)2024年あけまして、お愛で甚うございます。


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