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国際中医薬膳師:河内玲子先生プロフィール

河内玲子
1973年6月22日生まれ。
大阪生れ・大阪育ち。

会社員だった20代後半から化粧品トラブルに遭遇、なぜ?と追求していくうちに添加物などの化学物質の毒性、経皮毒、化学薬品、生活習慣、食習慣への視点を得る。

九州・福岡へ単身移住し、 北京中医薬大学日本校系列・日本中医食養学会登録機関にて、国際中医薬膳師資格取得。

現在は夫婦でフリーランス【かわうち家】として活動中。『LOVEカルテ』P52の「日本の四季に合わせた食材」で執筆、『うふふわ。』HPでも「愛されメモ」コラムを掲載している。

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『国際中医薬膳師』は、薬膳師として最も最高位の資格となります

『国際中医薬膳師』は、中国政府が直轄する中国中医薬研究促進会(中国伝統医学に関する最も権威ある学術研究団体)が、能力認定試験を行い、認定証書の発行をしている資格です。

日本での認定試験は、中国中医薬研究促進会との調印にもとづき、国立北京中医薬大学日本校が実施しています。

『国際中医薬膳師』は、我が国で薬膳師として最も最高位の資格となります。

食養としての中医薬膳

玄米菜食
まず、どのような薬膳のイメージがありますか?

「身体に良さそう?」「薬臭い料理?」「豪華な宮廷料理?」「中華料理?!」

実は、薬膳とは「中医学の理論に基づいて、明確な目的をもってつくられた料理」のことです。
たとえば、季節や体質、その時々の状態に応じて、季節に順応するための料理、冷えや便秘解消のための料理、老化防止のための料理などです。

また、中医薬膳は約2000年以上前から脈々と臨床経験が蓄積され、中医薬膳学というひとつの学問として現代においても検証発展し続けています。

明確な目的としては、中医薬膳には大きな2つの目的〈食養、食療〉があります。

食物の性質・作用に加えて薬効の強い生薬(日本では漢方)などを使用した料理で、病氣の治療を目的とするのが食療です。
一方、健康維持のための家庭料理では、食物を使った食養を得意とします。

たとえば、暑い夏の発汗が多い季節には、水瓜や胡瓜、豆腐や葛、緑茶など身体の熱を冷まし、水分とミネラルを補ってくれる食物を主に使用した料理で、夏バテ防止を目的とするのが食養になります。

わたしは、日頃の家庭料理で食養生し、季節や個々の体質、その時々の状態に応じて、心身の不調を未然に防いだり、改善したりできるのが、中医薬膳の魅力だと思っています^^

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