2016-10-10

【お話会】小学生の新・性教育☆ご報告

こんにちは。内田登代紀です。

先日、福岡県内の、某小学校で児童(４年生)向けに性のお話会をしてまいりました。

小学校での新・性教育

事前に、学校の先生・PTAの役員さんたちと
どこまで話をするのか…詳しい打ち合わせをしての開催になりました。

目的は、学校の生理学的とは違う、道徳的観点からの性教育を行うことで、
子どもたちが自分の身体に興味をもち、大切にすることができるヒントになること。

こんな内容でお話しました☆
１.体感覚について
２.月経と精通について
３.性交・セルフプレジャー(自慰)について
４.性的マイノリティ、コミュニケーションについて

前打ち合わせの中で［わたしは愛で生まれてきた］という事実、リアルな性のことを子どもたちに知ってほしい…
というPTA役員さんたちの想いからはじまった私の講演でしたので、ご提案した内容は
かなり具体的なところまで踏み込んでお話しました。
「学校では伝えにくい部分を全部話してもらえるので助かります！」と先生方も言われていましたが、
全体的に…希望に満ちて楽しい雰囲気でのお話会になったのではと思います。

保護者さんも自由に参観していただき、最後に保護者のみへの講演を少し。
「おんなのこスキル」月経の排せつについても話しました。

これまでの教育と比べれば…きっととても革新的なことだったと思います。
保護者にとっても、びっくりされたかもしれませんが…、
回収したアンケート結果からは、やはり
「実際どう伝えていいかわからなかったから…助かりました」
というご意見がほとんどでした。
また、何よりもうれしかったことは、
「これをきっかけに家庭で話をしてみたい」と言われる方が多かったことです。

そう。性のことはそもそも万人に共通する「正しさ」はありません。
大切なのは、ちゃんと性(自分の身体)に関心をもち、
他者との違いにも関心をもち、たくさん語り合う…そのプロセスだと思います。

「性に関心をもつのはもっと大きくなってからでいい」
「オープンにしたら秘め事の文化が崩れる」
という心配をされる保護者もいるかと思いますが…

わたしたちが子どもの頃とは、全くもって
今の子どもたちの環境が違うことを…真剣に考えてみてほしい。
できるだけ早い、そしてリアルな教育が必要とされる意味がわかるはずです…。
逆に、性的に無知であることは…身の安全を守れないことにも繋がるのです。

それに…
今回、小学４年生に話した感触では、

とにかく「子どもって、素直！！」ということ。

講演の中では、たくさん子どもたちに問いかけたり、手を上げてもらったり
話し合ってみてもらったり、話に参加してもらったのですが、
自分の身体、お父さんお母さんの身体…というとても身近なことだから、
当然興味をもって、とにかく素直に楽しんで聞いてくれた感じがしました。

そう、…たぶん性に偏見を持っている「大人」が
勝手にドギマギしてしまっているだけなんです。

実際に、このように話を保護者の方に一緒に聞いてもらうと、安心して
「むしろ、他の変な知識が入る前で良かった」とおっしゃっていただきました。

今回、わたしを推薦し企画準備をしてくださった
ＰＴＡ役員さんから、サプライズのプレゼントが…♪

ウルっときてしまいました… 本当にありがとうございました。

講演を聞いた子どもたちの感想・反応はこちら＞＞＞

以下は子どもと一緒に参加された保護者の方のアンケート回答の一部です。
●初めは結構深い話までされるんだなと驚きましたが、確かに今の社会では性についての情報は氾濫しているので、ゆがんだ情報を知るより、早い時期にこのようなお話を聞かせていただけたことに、とても有り難く思いました。ありがとうございました。
●家では全く子どもに話していないことだったので、教えていただけてよかったです。
●今回の話を聞いて、帰宅するといろいろ聞いてくると思いますが、このような機会があってよかったと思います。本当のことをきちんと伝えたいと思います。
●性に関する話をとても楽しく聞けたことに感謝します。
●家族みんなで話すことがないため、今回は性の話を身体のしくみや違いをわかりやすく聞けて私にも子どもにもよかったと思います。
●家庭や学校では教えづらいことを子どもは学べてよかったと思う。
●子どもにどのように性のことを伝えていけばいいか参考になりました。
●やさしくて、やわらかいイメージの先生で、落ち着けて聞けてよかったです。

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